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振袖のはじまり2023.05.05

今回は、振袖の事について、掘り下げてお話ししていこうと思っています。

ちょっと、まじめな内容になりますが、改めて、振袖の事を考えて頂けたらと思います。

振袖の始まりは、江戸時代中期に遡ります。

当時、身分の高い女性たちは、袖が長く地味で上品な着物を好んで着ていました。

また、町人文化が栄え始めると、庶民たちは袖丈の短い、華やかな色や柄の着物を好むようになりました。

身分の高い女性たちは、自分たちの格を保つために、袖丈をますます長くするようになりました。

そして、その袖の長い着物がのちに振袖と呼ばれるようになりました。

振袖は、未婚の女性を証明するものとして用いられ、関所を通るときは、着用が義務化されていたとも言われています。

成人式に振袖を着る習慣は、明治時代に始まったとされています。

明治時代に入ると旧来の身分制度が崩壊し、社会的な階層が変化していきました。

この時期、若い女性であることをアピールするため、振袖を着用するようになりました。

当初は、貴族や富裕層の娘たちに限られていた振袖の着用が次第に一般庶民にも広がっていきました。

成人式の振袖は、伝統的な日本の衣裳であり、多くの人々にとって重要な儀式として捉えられています。

一生に一度の大切なイベントであり、振袖を身に着けることによって、その日の主役にもなれます。

また、自分の成長や自己表現を祝福する機会を与えてくれる素晴らしいものだと思います。

また、SNSで発信することによって、コミュニケーションの一つの材料にもなります。

振袖は、日本の美しい文化や伝統を守り、伝える役割も果たします。

ただ、一方で最近は和服文化自体が少子高齢化や西洋文化の影響で衰退傾向にあるとも言われています。

日本の伝統文化の一つである振袖が多くの人に着る機会があるといいなと思います。

振袖を着る機会を得るということは伝統文化に触れることが出来、特別な思い出を作ることが出来る素晴らしいことだと思います。

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