8月11日（木）海の日から始まった夏の大振袖展が終了しました。総括と今後の振袖の傾向をブログに書かせていただきます。

　日本列島の7月中旬のニュース番組の話題と言えば、コロナ一色。前の週から何人増えたか？減ったか？しかも、8月に入るとコロナの人数が急増。お盆休みに自由に移動できるのか、国内旅行や海外旅行により人の制限が無くなったら医療崩壊に繋がると、最悪の世の中の状況でした。

　しかし、やれる事をやろうとスッタフ全員とコミュニケーションをはかり準備を進めていくと、不安をよそにネットからの来店予約が徐々に入り始めました。

　そしていざふたを開けてみると、初日から沢山のお客様が来店頂きあっという間の一ヶ月間でした。接客が密にならないようにお客様の人数を制限していましたので長い時間待機室で待たせてしまったり、出直してから来てくれたお客様には、感謝の言葉しかありません。この場を借りてお礼申し上げます。

　夏の大振袖展ですが、高校三年生のお嬢様のスタートダッシュが凄かったです。夏休み期間ということもあり、ゆったりと丁寧な接客を心掛けておりました。毎年同じような傾向になります。高校三年生のお嬢様は、令和7年が成人式になりますがオシャレなお嬢様ほど早期に契約に至ります。しかし、そんなお嬢様は好みのハードルが高いです。人と被らない振袖を着てみたい、他の人とオシャレで差をつけたい、というお嬢様の要望に応える事はもちろんですが、いかにお嬢様の要望の上を行くか。どのようにしたらお嬢様だけでなくご家族様も感動してもらえるかを常に考えて振袖を着装しております。

　振袖の色・柄の傾向は、白い振袖を着てみたいが一番人気です。白い振袖の中でも、一つ一つの柄が大きくて柄が少ない。振袖全体でも一つ、二つぐらいしか柄がないタイプ。帯も白いものをつけて、花嫁衣装のような振袖。小物も白やクリームを合わせます。フェミニンな感じに仕上がります。

　白い振袖で柄が沢山のタイプ。豪華な中にも清楚な雰囲気を醸し出して凜としたお嬢様を演出しています。しかし、白い振袖をお嬢様にお召しになるときには、お父様がウルウルしない事を常に願っております。

　次は、くすみ系の振袖です。落ち着いた大人の女性。人生において成人式をむかえる二十歳という年齢はサナギからチョウに変身して世の中をこれから舞って行こうという綺麗さを感じます。他の追随を許しません。

　余談ですが、大振袖展の為に仕入れたくすみ系の振袖がほとんど決定してしまい、今後の展開を考えないといけないなと思っています。

　誤差の範囲かもしれませんが、黒くてシックな振袖が好みというお嬢様も2から3人ぐらいは対応しました。白の反動かもしれませんね。でも、決定したのは華やかな振袖でしたのでまだ少し黒の流行は先かもしれませんね。

　振袖のレンタルと販売は半々ぐらいです。着物が好きだから何回も着たい。前撮り写真撮影と成人式で2回きるし、卒業式にも振袖を利用して袴をはきたい。という振袖大好き派

　他方、振袖は管理が面倒くさいので、その都度レンタル。とお客様の考え方が分かれます。どちらにも一長一短ありますが、お客様が迷われたらレンタルをお勧めします。なぜなら、当社は前撮り写真撮影時にレンタルから販売に変更することもできるからです。

　これからは、進路が確定したお嬢様の来店が増えてきます。家族団欒でアットホームな接客を心掛けております。一度ご来店頂ければ幸いです